言葉は成熟していくもの

ブログ『工具女子日記』

みなさんは『ひとりぼっち』という言葉をどのように感じてますか?

バブル時代。クリスマスに彼氏彼女がいないと生きていけないと信じられていた時代がありましたよね。この日だけはひとりぼっちは嫌だと、急いでカップルになるという暴挙。

それから月日が過ぎ、今度は『ぼっち飯』という言葉が出てきました。春。なかなか大学になじめず、学食でひとりでご飯を食べるのが哀れだからってトイレの個室でパンやおにぎりを食べる、なんてことがニュースになったことも。

またまた月日が過ぎて、ゆとり教育が浸透してきた時代。『個性』を大切にっていう教育も浸透。子どものみならず、大人も影響を受けて『個』に価値を感じるように。あれ、『ひとり』も悪くないんじゃないかな、と思えてきた。『おひとりさま』という言葉まで生まれましたよね。

実はわたし、この『おひとりさま』という言葉が苦手です。なんというか女性だけに使われる言葉のような気がしませんか?しかもちょっと男まさりでなくてはならない、みたいな。もっと自然体、しかも軽い感じで『ひとり』を楽しみたいのに。

で、最近出てきた『ソロ活』。きたーーー!これこれ。
こんなポップな言葉を待っていました。すっごく前向きで明るくてソフトな感じ。しかもこの『ソロ活』って性別関係ないですよね?男性っていうだけで甘いものが食べにくかった方、どうぞどうぞ、ソロ活です。食べたいものを食べたい時にひとりで食べる!いいですねえ。パンケーキもフルーツサンドも美味しいですよ。

とはいえ、コロナ禍で孤独と向き合う日々。大切な人と気軽に会えなくなった日々は想像以上につらく、淋しいものですね。でも、こんな耐えがたい状況だから
『個』について考えることも多かったのも事実。
『個』を大切にするってことは自分自身を大切にすることですもんね。
自分自身を大切にできなくちゃ、周りの人を大切になんてできないもん。

『ソロ活』。みなさんは何やりたいですか?私はやっぱり旅行かなあ。ひとりのんびりホテルに泊まりたい。でも、こんな状況ではしばらく無理っぽいかなあ。
じゃあ、ソロキャンプ!なんかかっこいい。マキタの保冷温庫とマキタのコーヒーメーカー持って、さらにマキタのランタンがあれば完璧。だけど、ひとつ問題が。私、虫が苦手です。キャンプ、虫いますよね⁉︎いるよなあ、絶対いるよね。
本当はテントでのんびりするの、やってみたいんですけどね。 

心の余裕を感じる商品群

工具女子日記

流行りの『断捨離』。この言葉の美しさ、そして憧れ。無駄のない生活。シンプルな考え。今年こそ、いや、今日からでもムダをなくしたい!あんなに心に決めたのに、ムダなものを買い込み、あー、やっぱり使わなかった」と毎回落ち込む。
成長も進歩もないとガッカリします。で、気がつくとムダなものに囲まれてる!なんで⁉︎

もう、もはや断捨離なんて無理なんですよ。できる人ってそもそも断捨離力がある人です。スポーツができる、勉強ができるみたいに「断捨離ができる」っていう能力なんじゃないかな。走る練習してもオリンピックには行けないのと同じ。断捨離なんてヤワヤワな意気込みではムリなんだわ。

などと言い訳をうだうだしておりますが、逆に「これってどんな人が買うのかなあ」って、ちょっと首をかしげたくなる商品ってありますよね?
ウエダキコーではマキタの商品を扱ってるのでマキタの営業さんが定期的に商品カタログを持ってきてくれるんです。それで中を見てみると…「むむむ⁇」って商品があるんです。

工具女子日記

電動工具って今やバッテリの時代。コードで電源を取るのは古いらしい。かなりの大型機械までバッテリで動きます。で、バッテリで動かせる工具がズラ〜っとカラログに並んでる。インパクトドライバやらドリルや丸のこはわかる。でもでも、コーヒーメーカー⁇ラジオ⁇⁇なんで⁉︎

ここからは想像なんですが、キャンプや釣りの時に美味しいコーヒー飲みたい!とかそんなシチュエーションですかね。ま、わからんでもないか。ただ、ラジオ。これはなぜ?
しかも、今年新作が出ました。人気あるんですね。どんな時に使うのだろうかと今も不思議です。

でもね、本当はそれいいな、って感じます。なんだか『ゆとり』を感じる。
実用だけに走らない感じもなんだかいいですよね。このマキタの心意気みたいなものを新作のラジオに感じましたよ。しかも人気色で発売するあたり遊び心満点でいいと思います。断捨離もいいけど、一見ムダなものもいい。結局ほどほどが一番いいってことですかね。