だいじょうぶ だいじょうぶ

よくある論争、『昨今の若者は電話が苦手』というもの。理由は電話に慣れてないために会社の電話に出られない、さらに電話が苦手すぎることがストレスで退職理由にすらなりうる、と。確かにねえ、若者はみんなスマホでLINEしてるし、電話なんて使わないもんねえ。だけど、苦手ってのはどうなんでしょ?20代の若者である私の娘にきいてみた。「ねえねえ、電話ってしないの?」と。

そうしたら「電話?するよ」ときっぱり。なんならけっこう気軽に電話するらしい。LINEでポチポチ打ってて、途中からLINE電話に切り替えることもしばしばある、と。えー、そうなんだ。知らなかった。さらに聞いてみたら、電話ってZOOMみたいな感覚ですることもあるらしいの。なんだあ、若者も電話のやり取りしてるじゃん!

若者は電話に慣れてないのではなくて、ビジネスで電話を使うことに慣れてないというだけなのね。そんなこと言ったら私だってビジネス電話ってイヤですよ。失礼のないよう、丁寧に。でも丁寧すぎない丁度いいあんばいに、と。いやあ、難しいですよね。50代になってもなかなかできません。それを20代の若者に同じスキルを求めたら、それはちょっとかわいそうです。

私もかわいらしい新人ちゃん時代がありまして、まずやらされるのが電話応対ってやつでした。お局さまが言う。「社内の人間はすべて身内ですから、社長でも呼び捨てです」と、何度も何度も言われ続け、ビクビクしていた私。敬語もままならず、ビジネス電話での特殊なルールにもパニクっており、今日一日、電話がかかってきませんように!と祈る新人研修期間でした。でも、かかってくるんですよ、容赦なく。で、ビクビクしながら電話をとる新人の私。横にいる真顔のお局さま。「はい、〇〇でございます」と元気よく出たら、お相手は当社の社長の奥さま。もー、こんな想定外のことってあります?社長は身内って習ってたけど、奥さまは?あれれ?これはもう私の想像の範囲を超えてしまい、この時何をしゃべったのか覚えてません。ただ、横にいたお局さまが、大きなため息をついてらっしゃったので、きっと絶望的なやり取りだったのだと思われます。わたしの辛すぎる電話の失敗談です。

じゃあ、LINEでの失敗はないの?といえば、あるのあるの、ありますよ。まだLINEじゃなくてガラケーでメールだった時のこと。PTAの役員をしていた時、役員の先輩だった方がけっこう厳しめな人だったんですよ。ご本人もきっちりされてる方だったので、こちらはいつも緊張している関係でした。当時、みなさん子育て中で、時間が読めないからついつい文字のやり取りになっちゃうんですよね。で、けっこう大切なお知らせも文字でのやり取りが当たり前でした。そこでやっちまった私。絶対に見てねって意味で「こちらの文章も確認お願いします」って送ったら、「すでにこちらが確認したものだったはずですが」と来たんですよね。おや?なんだか雲行きが怪しいぞ、って思ってメールをやり取りしたら、どんどんすれ違いの深みにハマってしまった!これで、しばらく彼女に無視されたことあります。ちょっとひどいです〜。今でも背筋の凍る失敗談です、はい。

スマホって今や生活の一部どころか、分身ってくらいまで存在感ありますよね。充電が終わりそうになると胸がザワザワしちゃう。で、最近の電動工具ってUSB機器の充電ができるものが多いんです。こちらのマキタの充電式ラジオ、お仕事中にラジオを聴きながら、スマホも充電できちゃう優れもの。さあさあ残量の少なくなったスマホの充電しちゃいましょう!大人気のMR005GZです。カラーは安定のマキタブルーの他に、スマートな黒とアウトドアでも人気のオリーブ色がありますよ。お好みでお選びくださいね。バッテリは40V max対応です。みなさんお持ちの18Vも使えますし、ACアダプタでもOK。形もかっこいいですよね。しかも機能もいいんだから!音もいいし、Bluetooth対応。現場で使うことを考えて、防じん対策もバッチリなんです。いいでしょ。

で、若者たち。ビジネス電話はおばちゃんも苦手です。でも、ごまかすスキルが異常に高いのでなんとかなってるだけなんですよ。「ヤダあ、ごめんなさーい。耳が遠くなっちゃって聞き取れなかったあ」とか、とんでもない嘘を本当のように言えるようになるんです。たまにタメ口を織り交ぜたり、ケラケラ笑ったり、コミニュケーション能力の高さも発揮。これは若い人ができない技ですよね。おばちゃんという年齢になると取得できる芸のひとつと思ってください。だから若者たちよ、あきらめよう。ビジネス電話は失敗するもんです。みんなやらかしてますから大丈夫。

でもね、思うことある。若者は電話がイヤなんじゃなくて、ドヤ顔で横にいる諸先輩がたがイヤなんじゃない?別に若者の電話くらいで社内の評判が下がって株価が変動するわけじゃないし、もうちょっと軽めにチャレンジさせればいいのに。諸先輩がたもやってきたでしょ?自分たちも来た道なんですから、叱らない、叱らない。「子ども叱るな来た道だもの」って言うじゃないですか。

そうだ、時代の流れも異常に早いので、電話やメールではないコミュニケーションがそのうち現れるかもしれませんね。どんなかなあ。テレパシー的な?スマホ以上の便利なツールが現れるのかなあ。あの形ではない何かが現れて、またそれを使ってコミュニケーション取っていくのかなあ。その時はこちらが若者に教えてもらう番が来るかもしれませんね。その時は若者たち、私たちを笑うなよ〜。「年寄り笑うな行く道だもの」ですよ。偉そうにしませんので、教えてくださいね。ただし、一回では覚えませんので根気強くお願いします。

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