マナーはどちらからでも

最近思うことがあります。順調に年月が過ぎ、わたくし立派な中年となり、時代が時代なら初老と言われる年齢になりました。そして思うのです。やっぱりだらしないことしてると、想像以上にだらしなーく見えるということに。キリッとしていてちょうどいいくらい。でもでも、日々緊張してるなんてずっと続かないし、どうしたものやらと考えていたところ、いいこと思いついたんです。私、外に出たら「フライデーごっこ」をしています。フライデーってのは雑誌のフライデーです。芸能人の密会なんかが載ってるあの雑誌、フライデー。

どこかで私のことをカメラが狙ってる。銀行で記帳している時に背中が丸まっているのをフライデーされたら大変!スーパーの買い物の時もお菓子ばかりでは恥ずかしいから、野菜中心に買ってみたりして。眉間にシワ寄せて話している姿は写真に撮られたくないから、できるだけ笑顔を心がけたり。

ただ、このフライデー作戦はずっとは続かないんですよ。若い子なら可愛くみられたいというモチベーションだけで生きていけるだろうけど、こちらは初老なんだから、やっぱりいまひとつモチベーションが上がらない。で、もう一つの作戦は「徳を積むごっこ」。ちょっといいことをするんです。誰もみてないし、自分しかわかってないんだけど、「今日、徳を積んだ!」って思うとウキウキするんです。たとえば、スーパーのお買い物カートがごちゃついてたら、スッと直す。イオンの洗面所がビシャビシャだったら、そっと拭く。ちょっと整える程度のことをして、「よしっ、徳積んだ」と思うと、ちょっぴり背筋がスッと伸びる気がしませんか?

群馬県は全国的にも有名なクルマ大国です。ひとり一台所有は当たり前、車に乗っている姿が通常なのであっちこっちでドライブスルー。スターバックスやマックなんて店内はガラガラなのに、ドライブスルーは大渋滞です。みんなどんだけ車から降りたくないの?というクルマ大国の群馬県、運転マナーってどんなもんなんですかね?で、ググってみると…47都道府県中、22位でした。平均なんですね。良くもなく悪くもなくってことかしら。

当社では搭乗式床材はがし機をレンタルしております。県内だけでなく、県外のお客様にも周知されて関東の他にも山梨や福島にも出動しました。床材をはがす作業はとても大変で、同じ姿勢を長時間続けるものだから、腰への負担も大きく、腰痛や腱鞘炎などのケガを抱える職人さんがほとんどでした。いまだに手作業も多いんですよ。それでも手押し式のはがし機が出てきたりして、作業効率は上がったんですが、重労働は相変わらずで。そこで、当社のレンタル品の登場!搭乗式が登場!イスに座ってレバーの操作をするだけで、床材がバリバリとはがせるんです。すごーい、楽ちん。

体への負担が少ないのもおすすめポイントのひとつですが、乗りこなしが簡単というのもいいんですよ。最近では短納期で職人さんの人数が少ない現場もありますので、そんな時はこの搭乗式床材はがし機をぜひお使いください。ひとりの職人さんがばばーっと床材をはがせるんですから。そうそう、このはがし機はバッテリー式なので、空気が汚れないのがいいんですよ。病院や商業施設、学校など、人が出入りしている中での内装解体などにぴったりなんです。

で、運転マナー。トヨタ自動車のおひざ元、愛知県はマナーがいいらしい。で、ランキングを見てみると…ワースト6位!群馬より断然悪いではないか!よくよく調べてみると、運転マナーはワースト6位なんだけど、歩行者マナーがダントツいいらしいんです。絶対に車が来ないとわかっていても赤信号では渡らない、しかも青の点滅でも無理しないらしいんです。すごい、マナーいい!上品だなあ。私なんか青点滅はダッシュしますけどね。

しかも子どもたちのマナーもいいらしく、横断歩道で手を上げて、運転手さんと目があって「ありがとうございます」と会釈して渡り始めるという。愛知の子どもたち、立派すぎる!と感心していたけど、そうではない感想をお持ちの方もいらっしゃるとか。「なんで、子どもの方からお礼を言わなければならないの?」と。なるほどね。モヤモヤした気持ちは残るのか。

だけどさ、どっちが先でもいいと思うんですよね。どんなにイライラ運転してる人でも、「ありがとうございます!」って言われたらちょっと嬉しくなると思う。子どもがしっかりしてるのに、大人げなくて恥ずかしくなるじゃない?そうやって改心しながら運転手のマナーも良くなっていけば結果いいのではないでしょうか。心に余裕のある方がちょっぴり優しい気持ちになって、その優しい気持ちが伝染していく。「ありがとうございます」って言った方は、まさに「徳を積んでいる」。

わたくしは運転マナー22位の群馬県民ですのでね、歩行者の方がいたら車を停めますよ。はい、どうぞ。自転車の女子高生、かわいらしい会釈で目の前を渡っていく。うん、いい気分。しばらく走って、お、歩行者発見!で、停車して、さあどうぞってドヤ顔の私。若い男性、若干けげんそうな顔つきでこちらを見ながら横断していく。もう、なんでよ!って思ってミラーを見たら、後続車いなかった〜。お兄さん、私が通り過ぎたら渡るつもりだったのね。わー、ごめん、ごめん。タイミング誤った。ま、こんなこともあります。それともドヤ顔がよくなかったのかな。