謝罪って、なんだろう

「心の底から詫びてください」。あの有名なドラマ『半沢直樹』の超有名なセリフ。あのドラマでスカッとした人もたくさんいたかもしれません。実際のところ自分に対して謝ってもらうことなんて、滅多にないわけで、ドラマだからこそ成立することがわかっているからエンタメとして楽しかったのかもしれませんね。

ここでふと思う。あのー、人から謝ってもらってスッキリしたことってありますか?そもそも謝ってもらうなんてシチュエーションがほぼほぼないのですが、たとえ謝ってもらえたとしても絶対に「よーし、やったあ」なんて思えないだろうな、と。しかも、謝って欲しいと思っている相手から、謝ってもらうことなんて絶対にない。かとおもうと、なんともない時に「ねえねえ、あの時はごめんね」なんて言われることもある。えっ、何かあったっけ?

謝る方、謝られる方、双方が同じテンションなんてことないですよね。催促されて心の底から詫びることなんてないし、心の底から許すこともない。お母さんが子どもに「ほら、ごめんなさいって言いなさい‼︎」とキリキリと怒ってて、子どもはブスッとしながら「はいはい、ごめんなさい」って言う。あれ、ですよ、あれ。しかも子どもが謝ってるのに「なに、その態度は⁉︎そんなのは謝ったうちに入りません‼︎」と、めちゃくちゃ理不尽。THE理不尽。じゃあ、どうすればいいのさ、という子どもたちの声が世界中から聞こえてくるよ〜。

若いときはとにかく謝ってもらいたがってた私。いや、若いときじゃない。ほんのちょっと前まで『謝ってもらいたガール』でした。わたし、夫と一緒に働いてます。夫はウエダキコーの社長であり私のオットさん。プライベートとお仕事を分けることも難しくて、夫婦であることの甘えもある。となると、やっぱり感情が隠せないし、むしろ感情を出してもいいとすら思ってしまう。お互いがお互いを思いやることができないばかりか、「何で私の気持ちがわからないのか」と怒りに変わる。でもずっと一緒にいなければならないので、怒りの表現方法がどーしようもないクズなものに。私たち夫婦が選んだ最悪の怒りの表現、それは『無視』です。一番陰険で、一番精神的にやられる『無視』。ほらほら、私は怒っているよ〜、気づけ〜、反省しろ〜、謝れ〜。と、心で叫びながら無視を続ける。

こんなの反省するわけないですよ。そもそも反省するも何も、何で相手が怒ってるのかわかんないんだもん。謝ったら負けちゃう感も出ちゃうし、もー、どこに向かっているのかさえもわからん。それでも「相手が折れるまで許さない」と強情な夫婦ですから。ははは。でもね、こんなことを40才過ぎても何度も繰り返していて、私、ふと思いました。「そもそも謝ってもらえたとて、スッキリするもんなんだろうか」と。いや、スッキリするわけない。「ごめんね、君の言う通りだよ。ボクは心の底から反省したよ」なんてセリフはファンタジーです。夢の世界です。ありえません。逆もです。「ごめんなさい、あなたの言う通りだったわ。私が浅はかでした」なんて絶対に言うわけありません。ドラマの台本みたい。

で、くだらないドラマはやめるべく、怒りの感情を無視で表現するのをやめませんか?疲れます。と夫に伝えると、夫も疲れていたのか「うん、やめる」と。そもそも夫の感情をコントロールするなんて無理だし、失礼ですよ。気づかって欲しいときはこちらが気づかわないとですよね。うん。それでも余裕がなくなって言い方がキツくなることばかりだけれど、余裕あるときは「ちょっとごめんね、お願いがあるのだけれど」などと優しく話すことが大切だよね。うー、できるかな。

職人さん必須の充電式マルチツール。1台で何でもこなすとっても便利な工具です。先端の替刃を交換するだけで、木材や金属を切ったり、はがしたり、磨いたりできるんです。この便利な工具、胸を張れるようなお仕事ぶりなのに、たたずまいが謙虚なんですよね。なんかちょっと下を向いて「すいません」って謝ってるみたいに見えるんです。マルチツールを使用するときは倒して使うので、気づかないかもしれませんが、立てておいてある姿は「すいません」にしか見えないんです。

謝って欲しいこともあるけれど、こちらが謝りたいこともたくさんあるじゃないですか。でも、そんなタイミングがなかったり、謝らせてもらえないこともありますよね。自分がすっきりしたいから謝りたいのに、そんな時期は訪れないことも謝るチャンスが与えられないことも。謝れないときは落ち込みますが、自分のやらかしてしまった罪を反省しろってことなんだろうと。うん、謝るって本当に難しいものだな、とマルチツールを見てしみじみ思う、今日この頃です。

夢の国コストコ

行ってまいりました。コストコ‼︎Costco‼︎
「えっ⁉︎今⁉︎」とか言わないで〜。そう、今さらですがコストコデビューしたんです。すでにずいぶん前から前橋にコストコってあったのです。もちろん知ってたし、周りに利用する人も多かった。でも、大量買いしてしまいそうで、あえて避けていた場所。

ところがこのコロナ禍で、ウエダキコーでインスタグラムやらブログを始めたことをきっかけに、私もYouTubeもよく見るようになりました。するとタレントさんや素人さんまでもが、楽しそうにコストコの商品紹介をしてる。見ているこちらも楽しい。ふむふむ。アメリカのものだけじゃなくて、いろんなもの売ってる〜。恥ずかしながら、大量のパンとプルコギを売っている倉庫だと思っておりました。違うんですね。

「そうだ、コストコ行こう」と決意。こうなっちゃうと行きたくてたまらない。でもでもでも〜、よくわかんないけど会員にならなきゃ、とか、今さらデビューするんだから失敗したくないとか、どうせならカッコよくスマートに買い物したいとか、思っちゃう。そこでまず、ググりまくって会員になる方法を勉強。ふむ。入り口にいる店員さんに話しかければ受付に連れて行ってくれる、と。へえ〜。なるほどね。

次に、買い物の内容を事前に調べることにする。でっかいカートを押しながら買い物するらしいのだけど、みんな人のカートの中身をチラ見するらしい。その時にカートの中身をカッコよくしたい。なんというか『おのぼりさん』的なカートの中身にしたくないんだよなあ。できればこなれた感じの中身にしたいじゃないですか。で、おしゃれタレントのYouTube『コストコ商品紹介』動画を見て勉強。ふむふむ。オーガニックのアボカドとかカートに入ってるとかっこいいなぁ。

で、コストコデビュー当日。22歳と19歳の娘を引き連れてコストコに行ってみました。わーいわーい。あ、そうそう、まずは会員にならなくちゃ、と思った瞬間に「初めての方ですか?」と入り口のスタッフさんに声かけられた。えー、なんでわかるの⁉︎初心者マークが見えるのか⁉︎とはいえ、声かけてくれたスタッフさんに連れられて無事に会員証を作ることができました。いざ、コストコの店内へ。おー、想像以上の迫力。

結論から言うと、YouTubeで勉強していった甲斐もあり、まあまあ充実したお買い物ができました。人気の激安ジップロックや調味料など購入。とはいえ、あまりのボリュームに興奮しちゃっていることは間違いなかったらしく、「そうだ!チーズフォンデュしようよ」って、突然言い出した娘の意見に乗っかってしまい、全くリサーチしていなかったでっかいチーズと大量のウインナーを購入してしまいました。ま、これくらいはいいよね。パンのいい匂いも根性でスルー。だって36個もロールパン食べられないよ。うん、頑張った。よく我慢した。自分で自分をほめようと思います。

コストコといえば高く積み上げられた商品が特徴。娘「どうやって上まで積むのかな」などと、かわいらしいことを言ってるねえ。わたくし、さすがに工具屋さんの妻ですもの、フォークリフトで積み上げることぐらいは知っていた。えへん。しばらくすると、スルスルとロープが出てきて、通路がふさがれてしまった。スタッフの方が「クルマが通りまーす」と声をかけてる。見ると、すんごいスピードでバックで走行しているフォークリフトが出現。手際良く上に積み上げられた商品を降ろしてる。あまりのカッコよさに見とれてしまいました。今日はトイレットペーパーがセールだったみたいで、大量のトイレットペーパーを常に山積みにしていました。コストコの本気を垣間見た瞬間。

ふと足元を見ると、小さな子どもたちも、口をポカンと開けてフォークリフトを見ていた。憧れるよね。かっこいいよね。あ、いけない!私、フォークリフトの講習を受けるべく、申し込もうと思っていたことを忘れてた。コロナで延期になったりして、ついつい先延ばしにしていたら、一年以上時間が過ぎていた。ああ、大人のワンダーランド、コストコで、現実に引き戻されたなあ。頑張ってフォークリフトの講習受けて免許もらわなくちゃ。そして一生懸命練習して、いつかはあのコストコのスタッフさんのようなフォークリフトさばきを身につけたい!そして子どもたちから羨望の眼差しで見られたい!夢が広がります。まあ、まずは講習を申し込むことから頑張りまーす。 

ピクトグラムに挑戦

コロナというものが蔓延してから、いろんなことがありすぎて、さまざまな感情や状況の中で行われたオリンピック。このことについては、立場や考えもあるでしょうから多くを語るつもりはありません。ただ、さらっと見ようとしていたオリンピックの開会式に釘付けになってしまったものがありました。


そう‼︎ピクトグラム‼︎
このアナログな演出で驚いてたら、ラケットを落とすという失敗が。その時、アナウンサーも「ああっ」って思わずさけんでた。ふと漂う緊張感。それでもテンポ良く進んでゆくパフォーマンス。それから先は「がんばれ‼︎」と、会場や視聴者が一体となって応援し、無事に終わった後の安堵感。感動と笑いをありがとう。オリンピック版の仮装大賞として、語り継がれる芸術だったと思います。

私たちってピクトグラムをいつも目にしてるんですよね。あるのが当たり前すぎて、意識したことってほとんどなかった気がします。知らない場所に行っても、トイレが探せないことなんてないもの。トイレを探している時ってたいてい急いでいる時なわけで、そんな時でも「この先にトイレがあるな」とすぐわかる。『非常口』のピクトグラムも有名すぎます。災害の多い日本。とりあえず非常口を確認します。そもそも形がカッコいいですよね。

オリンピック開会式。このピクトグラムのパフォーマンスのおかげで、ちょっと離れかけていた世界がグッと近づいた気がしました。言葉もいらないから通訳もいらなくて時間差もないし、理屈や説明もいらないから皆が同時に心地良い。やりにくい競技のピクトグラムもあっただろうに、全種目を表現する、という心意気にも感動。そうよね、選手にとっては大切な競技なんだもの。全てを平等に再現。そうそう、個人的にはソフトボールの金メダルが、とても嬉しかったです。

ウエダキコーは電動工具販売をしております。ハイコーキやマキタのカタログを見てみる。
おお〜、ピクトグラムだらけなんですね。まず、ハイコーキのカタログ。目次の部分にピクトグラムが使われてる。『締付け』のページにはインパクトドライバーが、『研削』のページにはディスクグラインダーが、ピクトグラムで描かれてる。これはわかりやすい。

カタログの中を開いてみる。こちらもピクトグラムだらけ。へえ〜。ハイコーキとマキタで違う仕様だから、それぞれのメーカーで独自に作ったピクトグラムかしら。マキタの『集じん機に接続できます』っていうマークなんて、とてもわかりやすくてカッコいい。今まで知らなかったです。勉強不足ですいません。これからはカタログが見やすくなって、お客さんへのおすすめがスムーズにできそうだわ。

言語も文化も違う人たちがひと目で何かがわかるピクトグラム。当社もインスタグラムで商品紹介とかしているし、使い方などもピクトグラムで表現できると面白いかも。電動工具はわかりにくいものもあるものね。こんな業種こそぴったりの表現方法かも‼︎これからはピクトグラムを使って、どんどん発信していきますからね。お楽しみに。

制限のある日々は成長のチャンス

コロナ禍。この言葉もうずっと使ってる。
コロナ◯◯。この◯◯に当てはまる言葉を入れて自身の生活の状況を話すってのにも慣れた。この時期に太れば『コロナ太り』だし、この時期に離婚すれば『コロナ離婚』ですよね。じゃあ、夫が突然料理を作るのは⁉︎『コロナ料理』⁉︎いや、絶対違う気がする。でも夫が料理を始めました。

お出かけ好きの夫。当社の社長兼私のオットです。なかなか思うようにお出かけができない。
もともとイライラするタイプでもないし、人にあたり散らす性格でもなく、ただじっと耐えていたのか。突然、『麻婆豆腐を作ってみたい』と言い出した。なぜ、麻婆豆腐なのか。なぜ麻婆ナスではダメなのか。突然お料理を始めました。冷やし中華ではなく麻婆豆腐始めました。

ここからが男子料理あるあるですが、調味料をそろえだす。一緒に買い物に行きました。夫は完璧な麻婆豆腐を作りたいらしく、高島屋のデパ地下で調味料を買いたいと言う。値段高そう。
トウバンジャン、トウチジャン、テンメンジャン。鷹の爪やら顆粒の中華だし。「ペーストのものなら家にあるよ」という私のアドバイスなんて聞こえないらしい。ごま油にもこだわる。それらを入れたカゴをレジに持って行くと…、五千円超えてんじゃん‼︎こりゃあ、高級中華料理だね。とほほ。

そこからは時間をかけて作ってくれました。でも、美味しんですよ。おいしかったんです。香りもいいし。娘も「おー、辛くておいし〜」とほめてた。そんなこんなで気をよくした夫。次はチャーハン、それから肉うどん、パスタなど、単品ものを気軽に作ってくれるようになりました。

そうなると台所主導権問題が勃発するんですよ。
我が家の問題は調味料を置く場所。私はコンロの周りに物があるのが嫌で、使い終わったら全部冷蔵庫にしまっていたんです。ところが夫は「すぐに手に取れないと不便」と言い出した。
私がほぼ毎食作るわけだし、私流に合わせてほしい。対するオットは気分転換のお料理にストレスを感じるのはイヤだ、と。しばらく私の方法に合わせてくれてたんですけど、なんだか楽しくなさそうなので、調味料の場所については、私が譲ることにしました。はれてコンロの周りに調味料が並ぶことに。
これに関しては、おしゃれな調味料ラックを買うことで決着。ちょっと値段が高かったのは夫にはナイショです。

調味料の場所を譲る。こんなのどうでもいい話なんですよ。もともとこだわりなんて1ミリもないし、私自身料理が大好きってわけでもない。だけど、同い年夫婦の私たち、お互いガンコになっちゃう。で、ついつい自分の考えを押し付けてしまいがち。どうでもいいこだわりとか言い出したら終わり。お互い後には引けなくなっちゃうんですね。うん。

夫が気軽にお料理してくれるのって嬉しいものですね。私は片付けは比較的好きな方ですが、
お料理始めた夫は後片付けの大変さもわかったらしく、自分で使ったお皿も洗ってくれるようになりました。朝起きて台所がきれいになってるって本当に嬉しい。1日の始まりがさわやかです。

料理を始めた夫、片付けまでするなんて偉い!対する私。調味料の場所を譲ったよ!
夫の成長に比べると、私のは成長か⁉︎ま、いいや。日常って大切だね、って再確認したし。どうでもいいこだわりなんかより、生活を楽しむことが大切。なんだかんだと偉そうに話してますが、実際、今の調味料の場所の方が使いやすいです。最初からこうすればよかったのね。ははは。

目の前に現れるものを粛々と受け止める

春から始まって、終わってしまったドラマにしみじみ思う。ドラマの題名は『コントが始まる』。観てない方、ごめんなさい。このドラマ、主人公や周りの人たちの言葉がずしりと重い。そのため、後々まで心に残るセリフが多かったドラマでした。

高校の同級生の3人が『マクベス』というお笑いコンビを結成するお話。これが全く売れない。10年売れない。もう28歳。お笑いを続けるか、解散して辞めるか。そう、夢が破れるところからこのドラマはスタートするんですよ。

『マクベス』を解散し辞めることは夢をあきらめるってことで、主人公は解散することを、とても大変なことだと思い込んでいるわけです。主人公は思い立つ。そうだ、10年間ずっと応援してくれた高校時代の恩師だったら、これからも頑張れと言ってくれるんじゃないだろうか。そうすればまた頑張ってもいいのではないだろうか。そして恩師に相談する主人公。解散した方がいいのか、続けてもいいのか。ところが恩師はこう言います。「解散した方がいいと思うぞ。18から28までの10年と、これからの10年は別次元の苦しみだぞ」と。

愛があるなあ、と思いましたね。
今までのこともこれからのことも否定しない。ただ現実だけを伝えてあげる。人生の先輩としてこんなアドバイスできるかしら。いやー、私だったらなにかしらの説教とかしてしまいそう。

主人公だけでなく、仲間や周りの人たちも人生の再出発が始まる。でもね、なんだかみんな淡々と次の人生を決めていくんです。苦しい時期もあったはずの人たちなのに、淡々と次へ行く。目の前に現れたもの受け入れて、少しずつでも前へ進む。そうだよね、みんなそうやって生きていくんだ。
あ、人生を自力でバッサバッサ切り開いて生きてきた方、ごめんなさい。
でも、きっと大多数の人たちは目の前のものを粛々と受け入れてたはず。
私もそう。

『ウエダキコー』のお仕事も、たまたま目の前に現れたもので、せっかく現れてくれたんだから一生懸命にやってみよう、と思っただけ。そんなこんなで月日が過ぎていくと、なぜか好きになる。私のお気に入りの機械はカールトップミキサーです。モルタルを練ってくれる便利な機械です。黄色くて丸くてかわいい。

ドラマの中で「会社のロゴがかわいいとか、社名がかっこいいとか、そんなささいなことで選んでもそんなに間違えてない気がするんです」というセリフがありました。
うん、そうだね。きっと間違ってないよ。さらに付け加えると、長く勤めているとロゴもかわいくなるし、社名もかっこよく感じるんだと思うよ。

久しぶりに若者のドラマを観て感じるものがありましたね。
ドラマの雰囲気も最初はちょっと苦手な感じだな、と思っていたけど、続けて観てたらどんどん引き込まれて観ていた。これからは苦手なものも少しずつ挑戦していこうかな。そうだなあ、ナイショにしていましたが数字とアルファベットの羅列が苦手です。品番が覚えられなくて困っちゃう。でも、これからは努力して覚えよう。うん。できる範囲でね、淡々と粛々と。少しずつ挑戦する心意気が大切だもんね。はい、ちょっとだけ頑張りまーす。

続けられるものは好きなもの

タジマのレーザー距離計

6月19日は語呂合わせで『朗読の日』だそうです。文章を声に出して読む。なかなかしないですよね。でも私、むかーし昔はよくやっておりました。娘が2人おりまして、長女は22歳になります。22年前、私は娘に、毎日のように絵本を読んで聞かせてたんです。などというと、「立派な母親だなあ」と感心されそうですが、違います。キッパリ言います、違います。

赤ちゃんって生まれたばかりってしゃべらない。「そんなの当たり前じゃないか」と思うでしょ。当時、私は仕事もしてないし、周りに友人もいなかったのでおうちに赤ちゃんの長女と2人きりでいることが多かったんですよ。長女は泣いて寝てるだけ。おしゃべりが大好きな私にとって誰かと話ができない状況はとても辛いものでした。夫が帰ってきて「おかえり」って言ってみてから「今日初めて声出したかも」って日もたくさんあったもんです。

これは苦しい。何か声を出したい。で、思いついたのが絵本の読み聞かせです。バブバブの長女を相手に絵本を読む。やっぱり最初は自分の思い出の絵本を読んだりして。『ぐりとぐら』や『はじめてのおつかい』など何度も何度も読みました。

すると、生後10ヶ月くらいで長女の声が出始めて、1歳半くらいになってバンバン話すようになったんです。こうなったら子育てが少し楽しくなってくる。だって、コミュニケーションがとれるじゃないですか。ま、大人と話すのとは違いますけど。それでも、「これ読んで」って頼まれると嬉しくてどんなに長い本でも読んだもんです。次女が生まれてからもずっと続いて、10年以上読んでいた。私は話すことが好きだったので苦にならなかったみたい。

『子どもがかわいい』と『子育てが楽しい』は似て非なるもの。
私だってわが子はかわいいですよ、そりゃあね。だけど、楽しいか、っていうとそれは違うと思うの。日常は忙しく、自分のことは後回し、なんだかひたすら疲れてる。気づくと楽しくない。うむ。原因は『しゃべってないから』だったのね。

私の場合はおしゃべりだったので『読み聞かせ』を選んだけど、運動好きならお外でお散歩もいいし、スポーツもいいね。音楽好きならピアノを弾いても、お歌歌ってもいい。静かな環境が好きだったらずっと静かにしててもいい。子育てを楽しめる環境なんて千差万別なんだから!

イラストはタジマのレーザー距離計。『欲しい機能を厳選』という大仰な言葉をキャッチフレーズにしてる割には、見た目も普通で地味な印象。しかし、タジマっていうメーカーはひと味違うんです。精度がめちゃめちゃ高いらしい。しかもどんな持ち方しても精度変わらないらしい。簡単に言いますけど、これって大変なことですよ!

おそらくタジマって、外から見ると「すごい!」っていう精度も、この程度は当たり前じゃんって取り組んでる気がする。コツコツと真面目に取り組むことがすんごく大変な人にはつらいけど、そちらの方向に努力することはイヤではない、むしろ好きって人もたくさんいそうですね。だからこんなにシンプルにサラッとした商品にできるんだろうなあ。

周りから見て大変だと思えることでもちょっと頑張れば続けられるものってのは自分に合ってるものなのかもしれないですね。周りからは「すごいね。毎日やってるの?」と驚かれた読み聞かせ。だけど、私にとっては絵本を毎日読み聞かせることは、それほど苦労をともなうものではなかったんですよね。これが毎日サッカーだったら絶対無理でした。本当はサッカーがやりたかったとしたらゴメンね。

先日、群馬を離れて一人暮らししている長女からメールが届きました。
「大学で『ごんぎつね』について勉強した」と。メールで私に授業で習ったいろんなことを教えてくれました。『ごんぎつね』も大好きでよく読んだなあ。ただ、長女の講義の内容がちょっとマニアックすぎて、そんなに理解できないのに「へえ〜」とわかったふりをしてしまったことは、長女にはナイショです。

早起きは三文の得

ウエダキコー

朝ってすっきり起きられますか?早起きって、すっごく得した気分ですもんね。実は私、早起きが得意です。せっかちなんですよ。早く早く〜。急げ急げ〜と生き急ぐ。

娘がいます。朝が弱い、らしい。
『らしい』んですよ。おそらく、私がバシバシ起こすから、自力で頑張って歯を食いしばって起きる気がない。でもね、起きない人を起こすのって大変なんですよ。だってどういうつもりか知らないけど、寝起きの人って総じて不機嫌ですよね?起こしてやったのに不機嫌ってひどくないですか?

娘。次女の方。これが起きない。全然起きない。
娘、中学時代。ソフト部の朝練もあったし、朝が早い。
娘、高校時代。それなりに通学距離があるわけで、朝が早い。


しかも反抗期ど真ん中。いっつもイライラしてたもんです。で、できるだけ距離を取る。近寄らない。イライラしてる娘と正しいコミュニケーションなんて取れるわけないんだから!

ところが、朝は起こしてもらいたがるもんだから、たまらない。起こしたのに怒ってる。私も「もーなんなのさ」と怒りに震える。学校に出かけてくれるとホッとすると同時に怒りが込み上げる。起こしてやってるに、なんちゅー態度じゃあああああ!

怒りがおさまらない中、お掃除のために娘の部屋に行くと、娘のベッドの枕元にぬいぐるみがキレイに並んで寝てる。ずらーっとクマやらネコやらがベッドに横たわってる!おそらく、眠くて仕方ない娘自身の身代わりに、ぬいぐるみを寝かせたのではなかろうか。ちょっとその光景がかわいくて笑ってしまった。それで私はそのぬいぐるみたちに布団をかけてあげました。

それからというもの、娘は反抗期で口はきかないくせに、ベッドにぬいぐるみをズラーっと並べて出かけるようになりました。で、私がその子たちに布団をかけておく。
このやりとりを気がつくと何年もやってましたね。もちろん毎日ではないのですがプリプリ怒って出かけたくせに、なぜかぬいぐるみは並んで寝てる。こちらもイライラして送り出したけれど、ぬいぐるみを見ると和んでしまう。この繰り返しでした。

娘、19歳になりまして、さすがに意味不明のイラつきはないけれど、
たまにぬいぐるみがズラリ並んでます。いまだに私もきれいに布団をかけてあげます。ちょっと心がほっこりして、ゆとりを感じる瞬間なんですよね。このやりとりが無かったら、短気で怒りん坊の私は、きっと文句ばっかり言ってたくだらない母親になっていた気がします。娘の高度なコミュニケーション能力に助けられました。娘よ、ありがとう。

今回のイラストは充電式鉄筋結束機です。
その名の通り鉄筋を結びつける道具です。
いとも簡単に一瞬で、鉄筋同士をワイヤーで結んじゃう。
一瞬。そうね、一瞬で結論が出ないのが子育てかしら。長い時間かけてお互いによりよい着地点を見つけていくんですかね。親も子どもも性格は違うし、考えも違うし。でも、生まれ持った性質は変わらないのだろう。だって私、このせっかち気味の工具が好きですもん。なんだかんだ言っても私は何も変わってない。結局、娘が私に合わせてくれていたのかも。本当にありがとね。

溝は縦がいいのか、横がいいのか

ブログ『工具女子日記』

あの頃の私に言ってやりたい。
「日焼け止めクリームを塗りなさい」って。今さら紫外線の害について忠告されても
間に合わないってばっ‼︎あの頃の紫外線が私の肌の潤いをうばい、深いシワを刻んでゆく。うー、泣ける。

30年前。女子大生だった私。スキーなんてまったく興味なんてなかったのにスキーサークルに入ってしまった。そこからスキーにハマってしまい、頑張った。はい。でも、その頃って日焼け止めクリームなんてありました?毎年がっつりゴーグル焼けしちゃったよー。冷たい空気に顔をさらして、乾燥しまくりよ。

あの頃ね、顔だけしっかり焼けちゃって、49歳の現在、シワに悩む。悩んだって仕方ないけど、悩む。うむむ。そこで思い切ってちょっと高級な保湿クリームを塗る。だけど、これ、今さら効果なんてない気がするの。『笑いジワは幸せの証拠』なんて言われてるけど、そうかなあ。見るたびにガッカリするけどなあ。体はウェアを着ていたし、海に興味なかったので水着焼けなし。当然きれいです。お見せできないのが残念です。

そう、私、このブログのイラストを描いてます。自分で描いた自分の顔のイラストを見る。実は前から気づいてた。感じてた。わかってた。うーん、これはちょっと若すぎる気がする。実際、49歳の女性の現実ってどうなんでしょ。やっぱり、あの『線』を描かないとダメかしら。あの、2本の線。そう、あのタテ線。口元の線。

『ほうれい線』ってイラストに入れるべきでしょうか?迷ってます。迷いまくってます。他人の小さな子どもにたずねてみたい。「おばちゃん(私のこと)の似顔絵かいてみて」と。子どもたちは迷わず『ほうれい線』を入れるのか⁉︎うわー。怖くてそんなチャレンジできないよ!というわけで、現実逃避することに決定。しばらくは私の描く私の似顔絵には『ほうれい線』は描きません。「実物と違うじゃん」などの苦情は受け付けません。

溝を入れる電動工具、トリマー。木工の加工で絶対必要な作業ですね。それにしても、あっという間に簡単にきれいな溝ができるもんだな、などと感心しますね。『ほうれい線』もこのような評価になればいいのに。「おや、アナタのほうれい線はきれいですね」「いやいや、とんでもない。アナタもですわ」みたいな。そんなわけないか。 

緑を愛する男の話

ブログ『工具女子日記』

5月4日が『みどりの日』なんですね。
あれ?いつの間に?昔の『みどりの日』は昭和の日になり、『みどりの日』は、国民の祝日だった5月4日に現在はお引越しとなったのですね。

名前の通り、自然や緑を大切にしようという意味らしい。当社の社長であり、私の夫も緑を愛する男です。プランターで野菜を栽培するのが大好き。ただねえ…。好きなのは構わないけど、張り切りすぎて失敗に終わることばかりなんですよ。

プランターに栄養満点な土を入れてナスやきゅうりの苗を植えます。毎日のように水をあげるのはいいけれど、さらに栄養満点な肥料までたんまり入れるもんだからナスやきゅうりもお腹いっぱいになっちゃうらしい。で、あんまり大きくならずに終わる。いろいろ調べると『飢餓状態』ってのも必要みたい。かわいがりすぎて、結局ダメにしちゃう。野菜を育てるのは、子育てと一緒だよっ!

今年も始まりました。小さな花壇しかないウチの小さな庭。
その小さな庭の小さな花壇にナスとトマトとオクラの苗を植えました。さらに大きくなっても倒れないように支柱を立てて今日もせっせと水と肥料を与えてる。
「ねえねえ、昨日より大きくなったよね⁉︎」と親バカぶりまで発揮。

当社のお客さん、本格的に畑をやってる方が草刈り機やバリカンを買いに来るんです。で、畑の話をしてるのですが、たまに自分も育ててるって会話が聞こえてくるんです。いやいや、アナタのはナスの苗が3本とトマトとオクラが1本ずつ。これだけで対等に渡り歩こうとしてる根性がすごい!全然違うよ〜っ!って心の中でツッコミ入れてます。

「結構お金かけちゃったからなあ、そうだなあ、ナスだったら125本収穫できないと元取れないなあ」などとつぶやく夫。考える必要などありません。ムリです。元なんか取れません。そうなんです、夫は何かを始めるときにいろいろ買いそろえるのが好きなんです。
そのうち草刈り機を買いたいから、大きな畑を借りたいと言い出しそうで怖いです。緑を愛するって意味が違うものになりつつありますね。まったく。 

言葉は成熟していくもの

ブログ『工具女子日記』

みなさんは『ひとりぼっち』という言葉をどのように感じてますか?

バブル時代。クリスマスに彼氏彼女がいないと生きていけないと信じられていた時代がありましたよね。この日だけはひとりぼっちは嫌だと、急いでカップルになるという暴挙。

それから月日が過ぎ、今度は『ぼっち飯』という言葉が出てきました。春。なかなか大学になじめず、学食でひとりでご飯を食べるのが哀れだからってトイレの個室でパンやおにぎりを食べる、なんてことがニュースになったことも。

またまた月日が過ぎて、ゆとり教育が浸透してきた時代。『個性』を大切にっていう教育も浸透。子どものみならず、大人も影響を受けて『個』に価値を感じるように。あれ、『ひとり』も悪くないんじゃないかな、と思えてきた。『おひとりさま』という言葉まで生まれましたよね。

実はわたし、この『おひとりさま』という言葉が苦手です。なんというか女性だけに使われる言葉のような気がしませんか?しかもちょっと男まさりでなくてはならない、みたいな。もっと自然体、しかも軽い感じで『ひとり』を楽しみたいのに。

で、最近出てきた『ソロ活』。きたーーー!これこれ。
こんなポップな言葉を待っていました。すっごく前向きで明るくてソフトな感じ。しかもこの『ソロ活』って性別関係ないですよね?男性っていうだけで甘いものが食べにくかった方、どうぞどうぞ、ソロ活です。食べたいものを食べたい時にひとりで食べる!いいですねえ。パンケーキもフルーツサンドも美味しいですよ。

とはいえ、コロナ禍で孤独と向き合う日々。大切な人と気軽に会えなくなった日々は想像以上につらく、淋しいものですね。でも、こんな耐えがたい状況だから
『個』について考えることも多かったのも事実。
『個』を大切にするってことは自分自身を大切にすることですもんね。
自分自身を大切にできなくちゃ、周りの人を大切になんてできないもん。

『ソロ活』。みなさんは何やりたいですか?私はやっぱり旅行かなあ。ひとりのんびりホテルに泊まりたい。でも、こんな状況ではしばらく無理っぽいかなあ。
じゃあ、ソロキャンプ!なんかかっこいい。マキタの保冷温庫とマキタのコーヒーメーカー持って、さらにマキタのランタンがあれば完璧。だけど、ひとつ問題が。私、虫が苦手です。キャンプ、虫いますよね⁉︎いるよなあ、絶対いるよね。
本当はテントでのんびりするの、やってみたいんですけどね。