渋沢栄一から学ぶ

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始まりましたね。大河ドラマ。
『青天を衝け』。渋沢栄一ですよ。初回から心奪われる展開!しかもほぼ群馬弁!お馴染みの言葉すぎて違和感ゼロ。渋沢栄一ってだけでも楽しみなのにまさかの方言でも楽しませてくれるなんて!

そう、夫と商売をやるなんて考えていませんでした。自分にそんな人生がやってくるとは…。手探りながらも商売に関わってきましたが、『商売とはなんぞや』という根本的な考えで悩む。ふむ。仕事って迷うことってたくさんあるじゃないですか。でも筋が通っていればブレることはないと思うんですよ。軌道修正もしやすいし。でも、答えは見つからず。なんとなくモヤモヤしていたんですよね。

そんな時、渋沢栄一の本に出会いました。あの有名な『論語と算盤』です。原文は難しいので、私は現代語訳です。
渋沢栄一は語る。
「社会で生きていくには常識が必要だ。
智・情・意がバランスよく保たれなければならない」
ほう。うなってしまいました。はい。この内容が一番好きです。かなり序盤ですけど。

『智』は知恵、『情』は情愛、『意』は意思のこと。知恵と意思を持った商売人はたくさんいますよね。お金儲けするために知恵をしぼるのはよくある。渋沢栄一は語る。それだけではダメだ、と。「智・情・意、全てがそろった人が完き人になる」と。うむ。そこに情愛が入るって考えがいい!優しさが無ければ完全体ではない、という発想。ウエダキコーもこうありたい!

これからもお客さんの困りごとに寄り添いながら頑張りたいと思います。今回は新商品のハイコーキのクリーナーを紹介する予定でした。あはは。すいません。イラストに載せておきますね。丁寧に愛情たっぷりにイラスト描きます!

床材をはがすを科学する

家。これを建てたり、壊したり、全部じゃなくて一部壊したり、改装したり。そのたびにたくさんの職人さんが必要なんですね。仕事内容もたくさんあって、細分化されていて、細分化された内容それぞれにその道のプロがいる。すごいですよね。正直、こんなに細かいの⁉︎って感じてます。

床材をはがす、という仕事があります。腰を曲げる姿勢が多くて、しゃがみっぱなし。手押しのハガシ機もあるのですが、なかなか力も必要で、やはり大変な作業であることは否めない。で、登場!搭乗式ハガシ機!登場で搭乗!ちょっとダジャレも入れてみた。


搭乗式ハガシ機ライナックス5700。
これね、本当に一度使ってもらいたいです。

当社は解体業とかはつり業のお客さんが多い。若くてチカラ自慢の男の子たちがやってくる。で、重た〜い機械や工具を目の前でヤアって持ち上げてるけど50歳手前の私からすると「きゃー」って感じ。腰、腕、足、手首、背中、首。全部痛めるよ。

職人さんってアスリートと一緒。若い頃、体を大切にしないとすぐに故障しちゃう。力のある職人さんほど、のちのち腰痛持ちですね。持ち上げられちゃうから持ち上げる。で、グギっと。これは心配です。ラクできるところは、機械を使ってラクしましょうよ。

この搭乗式はがし機、想像よりも小さい。ちょっとおもちゃ感覚なんですよ。若い職人さんはもちろん、ベテランさんも楽しそうに乗ってます。「これ使っちゃうとラク覚えちゃうね」の言葉の後、「また貸してね」って言われると本当に嬉しい。


人生100年時代ですもの。ラクして何が悪いんだ。体をいたわって、これからも末永く一緒にお仕事しましょう!

待ってたよ!マキタも新作出た!

ウエダキコーです。
突然の発表、マキタのインパクトドライバが新作を発表しました!やったね。うれしい。ウエダキコーの社長兼私のオットが「マイナーチェンジだよ」って言ってたけどなんだっていいではないか!変化したり、前に進むことに意義がある!

コロナ。やっぱり閉塞感ありますよね。経済が停滞してるって言われるとあーそうかなって思ってしまいがち。だけど、前に進める人は進もうよ。頑張っても状況的に進めない人もいるのだから今は進める人だけでも進んでいこうよ。だから、マキタさん、変化がうれしいです。

18Vも14.4Vも変わりましたよ。品番はTD172D/162Dとなります。18Vのカラーは青、黒、赤、黄色、紫。14.4Vは青と黒のみ。

今回の新作では、ビットがつけやすくなったのも良いと思います。
今までも他のメーカーと比べるとダントツで付けやすかったけど、本当にスムーズにつけられるようになりました。前がガチって感じなら、今回はスッ、カチャ。わかるかなぁ。機械の修理に使う方におすすめ。いろんなサイズのビットを付け替える時に負担が少なくなると思います。

で、意外にいいのがケース。マキタの工具ケースってもともと人気あり。でも今回のケースはすごくいいです!まず、長いビットをつけたまま収納できる。そして充電器が4個も入ります。マキタの電動工具って山ほどあるんだから充電器だってたくさん必要。このケースで4個入るのは助かりますよね。

さすがマキタ。ビットとかケースとか、こういった細かい部分にも気配りが感じられるところがホント好き。いろんなとこで購入者の意見を見てるのかなあ。私の意見もどこかで読んでくれるかな。新作の感想。黄色がかわいいですね。

今さら大掃除

1月。そう、心あらため頑張ろうと思う。いつも思う。誰もが思う。
「今年こそはマメな人になりたい」と。そう、今年こそはホコリをためない生活を目指したい!ホコリって知らないうちにたまりません?私だけなんでしょうか…⁇

掃除機もかけている。
でもなんかホコリっぽい場所ってできちゃう。クイックルワイパーもいろんな形を試した。家中どこにでも手が届くところに置いてみた。でも、なんだか知らないうちにうっすらとたまるホコリ。なんなんだ‼︎‼︎

で、夫に相談したら、
「ブロワで吹き飛ばしちゃえば?」と。なるほど。ワイルドだけどいいかも。ブロワで吹き飛ばして、掃除機で吸えばいい。そこで夫がブロワを買ってくれました。ハイコーキのRD18DSL。小型でいいね。

まず、電化製品のホコリ取り。エアコンやストーブ、冷蔵庫の隙間や洗濯機の下にぶおおおお〜。ホコリが舞い上がる。本棚や家具の隙間にぶおおおお〜。気持ちいい。

室内がきれいになったので、ついでに外もきれいにしよう。室外機の下に落ち葉がたまりまくってる。こりゃいかん。ブロワでぶおおおお〜。ん⁉︎量が多くて動かない。ぶおおおおーっ。

がさっ。黒いかたまりが飛び出した!「うわっ」と低い声が出て腰を抜かす私。な、なんと黒猫ちゃんが飛び出てきました。うわわわ。びっくりした…。落ち葉がたまっていたので暖かかったのか。本当に驚いた。
でも、よく考えたら、ネズ子じゃなくてよかった。ネズちゃんだったら泣いてた。今年こそホコリも落ち葉もためない生活します。

桃鉄の年末年始

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
ウエダキコーのブログ『工具女子日記』、今年もやります。自己紹介します。社長の妻です。

昨年はコロナで
お友達や遠く離れた親や子と会えなくて本当にさみしい思いをしましたよね。人と触れ合う大切さを痛感した日々。そしてこれからも続いてしまうであろうこの距離感。分かっているけど寂しい。

人との距離ができてしまったことで『家族』との関係が近くなったような。近い関係性を大切にしなくちゃ。そこで、年末年始は家族で『桃鉄』しました。そう、あの『桃太郎電鉄』です。夫がスイッチを買ってきてくれたんです。やるじゃん。大学生と高校生の娘も加わり、大人4人でレッツゴー。

どの世代も『桃太郎電鉄』で地理を勉強したって人、多いと思うんですよ。桜島の物件買って噴火したこともあるし、びわゼリー屋がやたら流行ったり。桃鉄の地名はみんな知ってる。
がっ、今まで群馬って無かった。全国的に群馬の知名度が低かったのは桃鉄の責任だと思うわけ。新作には前橋駅があるもんね。みんなに覚えてもらえる大チャンス。

ただね…。物件がひどいよう。『おっきりこみ屋』って富岡市では?『イチゴもんじゃ屋』って伊勢崎市じゃん。前橋市の人に聞き込みしたのでしょうか?なんか群馬ひとくくりって感じでちょっと悲しい。でも、まあ、前橋の知名度が上がればいいか。

ウエダキコーは前橋市にあるプロ工具のショップです。本年もどうぞよろしくお願いします。 

ユニック車購入2020

今年はいろいろありましたねえ…。2020年って年表に書ききれるのかってくらいいろんなことがありすぎて驚きました。コロナとかオリンピック中止とか首相交代とか。ま、当社もそれなりにいろいろあったので全集中の呼吸でお届けします。

今年は思い切ってユニック車を買いました。ずっと欲しかったんです。でも高いし…。でも、買いました!決意した理由?理由はたくさんあるけど、一番の理由はある事件。はがし機をフォークリフトで吊ろうとしたら夫がフォークリフトごと傾いてた!


はがし機が重すぎて傾いてしまったんです。
あれはびっくりしました。どうやって元に戻したか全く覚えてない…。記憶が飛ぶほどびっくりしたんです。

フォークリフトって事故が多いんですよ。腕が長いからバランスを崩しやすい。そのため、倒れてしまう事故も多い。それでエイって思い切ってユニック車を購入。前から欲しかったけど、この『恐怖!夫傾き事件』で背中を押された感じ。

夫があーでもない、こーでもないといろいろ調べて悩んで決めたユニック車です。「よし!今のウエダキコーに必要なユニック車はコレ!」荷台に荷物は乗せやすいか、運転はしやすいか、大きさはちょうどいいか、などなど調べてた。こーいうところ几帳面で頼りになります。

でも、注文から納車まで時間かかりました。まさかのコロナで部品が大幅に遅れた!コロナは物流も止めましたもんね…。とにかく夏には無事に納車されました。使い勝手も良くて、本当にかわいい。毎日大切に乗ってます。買ってよかった!


2020年、いろんなことがあったけど、心に炎を灯して、来年も頑張るぞ!

あの少年たちは今

工具女子日記

私の娘たちも大きくなったので子育てなんてずっと昔のことになりました。でも、あの頃出会った個性的な少年たちは今どうしているのだろう、とふと思う。

男の子って乗り物好きな子って多い気がする。乗り物付きの中でも細分化されていて電車派とはたらく車派。ここまでは普通かなあって感じですがここからの細分化がマニアックすぎる!

忘れられない少年、その一。3歳くらいの男の子。電車派。しかも新幹線しか興味ない。群馬だと『とき』とか『あさま』がおなじみ。でも、彼のお目当ては車体ではありません。『連結部』しか興味ない。よりによって、そこ⁉︎新幹線の鼻の部分がパカっと開いて連結するんですよね、確か。

彼のお母さんはひたすら新幹線の『連結部』の絵を描いていました。「おかあさん、のぞみとひかりで」とかとんでもない発注にもお応えする。しかも上手い。毎回上達している。鼻の形も新幹線によって違うから「書き分けに苦労するわ、ほほほ」と笑ってた…。

忘れられない少年、その二。幼稚園生。男の子。はたらく車派。ブルドーザーとかショベルカーかな。と思ったら、アタッチメント。バケットとか、カッターとか⁉︎「そうなの、そっちしか興味ないの。ほほほ」その少年もお母さんに絵を描いてもらってて「この車の場合はバケットの向きが違うよ」とか言ってた…。建設機械図鑑ができそう。

少年よ、小さい頃あんなに夢中だったんだから大人になってもきっと好きなんだろう。今ごろは工業系の学校とかで勉強してるのかな、なんて思っていた私。
「いや、今は見向きもしないよ」と。えっ⁉︎そうなの⁉︎息子さんが小さい頃、クルマが大好きだったお母さんが教えてくれた。あれはね、熱病みたいなもんだね」と。えー、そうなんだ…。あの子たちと現場で会うのが夢だったのになあ。

戸惑いしかない。トラックの運転

夫は営業もして配達もして、ウエダキコーの社長もしてます。
毎日かなりクルマを運転します。だから日も落ちてくると疲れからでしょうか、不機嫌な時があるんですよ。なんかね、ムスッとしている日がある。

で、ある日のムスッとタイム。
「トラック、移動させといて」と言われる。
そうそう、私は運転は嫌いじゃないの。むしろ好きだし、なんなら上手いと思ってる。で、トラックに乗り込み、キーを回してエンジンをかけると、ん⁉︎んん⁉︎ 足元にペタルが3つ。ほほう。こ、これはマニュアル車ではないか!


ずっと貸出してたので、知らなかったのです。このトラックってマニュアルなんだ……。マニュアル車なんて20年くらい乗ってないよ〜。でも、ムスッとタイムなんですよ。夫は。「えー、できるかなぁ。てへぺろ」とか、笑ってもくれないと思う。それに、できなくてガッカリされるのもなんだかプライドが許さない感じ。ここで決意する。思い出せ!わたし!

クラッチとブレーキを一緒に踏むのはわかる。
半クラッチだよな、問題は。一速はなんとかつながる。ぶろろろ。
お、やったじゃん。最悪このままでもいいが、やっぱりこれだと進まないよう。
二速に挑戦。ぎりエンスト回避。もうイヤ。三速には当然挑戦せず、ぶろろろ、と二速で移動。ぶろろろ、ぶろろろ。チョーゆっくり移動。

ムスッとタイムの夫は見てなかったため気づかず。「おー、ありがと」って軽く言われたけど、いやいや、道の真ん中でエンストしたら泣いてた。パニクって公道で迷惑かけるとこだった。この業界ってまだまだマニュアル車ってあるのね。
あー、びっくりした。

はがし機って人が集まっちゃうんです

ブログ『工具女子日記』

ウエダキコーです。

今年の春、コロナがじわじわ押し寄せていた頃。
千葉のニュータウンの改装工事のため
はがし機が出動となりました。
大きな大きなホームセンターでした。

当時は自社のユニック車がなかったため、
4tユニックロングボディをレンタル。はがし機を荷台に乗せて
社長でもある夫と私とでいざ群馬から千葉へ!

私、まあまあ運転は好きですがこれはさすがに運転できない気がする。夫がずっと運転でかわいそうなので助手席で話を続けてみたりする。つまんなそうな顔された。おいこら。疲れたのでご飯も食べたいが4tロングが停められる駐車場ってないのね。しかもあの頃はコロナ真っ最中。なんか外食は気が引けて結局コンビニおにぎり。

春とはいえこの日は雪がちらつく寒い日だった。やっと現場に到着。夜ですよ。改装工事の現場って夜が多いんです。昼間はホームセンターが開店してるので、お客さんや従業員がいない夜に工事するんです。

さあさあ、荷台からはがし機を下ろしましょう。ってなったら、このはがし機が物珍しいらしくいろんな業種の職人さんがわらわら集まってきた。みんながオーライオーライって言ってくれたり、こちらに灯を照らしてくれたり、職人さん優しい。

今度ははがし機に職人さんが乗ってみる。
「おおーっ」と歓声が上がるんですよ。最初は設備屋さんとか内装解体屋さんとか集まってきて「へえー、こんな感じなんだ」とかわちゃわちゃしているところに監督さんや職長さんも集まってきて「なんだなんだ」となる。初めて見る人も多いのかな。

そうそう、当社の敷地内の駐車場ではがし機を積み上げたり、動かしたりしてると、必ず近所の方々がわらわらと集まります。ご年配のご婦人からご質問。
「このアレは、最近のアレですか?」……ふむ。おそらく電動カートと間違えてる。奥さま、これをカートにしたら重すぎます。

電動工具って尊敬されます

工具女子日記

電動工具を身近に感じる今日この頃。
でも、ここ数年の感覚です。この仕事を始めてからです。電動ノコギリくらいは知っていましたが、プラスドライバーが電動なんて知らなかった。

大学生の娘がおります。
家を離れ、ひとり暮らしをしています。そのため、家具をそろえたりしたわけですが、ひとりとはいえ、なんだかんだと必要。ベッドやテーブル、キャビネット。学生だもの、本棚も買わなきゃね。しかも最近はホームセンターで組み立ててくれないんですね。知らなかった。

でも、ウチは電動工具屋ですから!売るほどありますから!と娘にドヤる夫。娘も「頼りになるお父さん」として持ち上げる。夫はいつも説明書を読んでるから、組み立て式の家具なんてお手のもの、らしい。私と娘に指示しながらバンバン組み立てる!

インパクトドライバの音をギュンギュンさせて作りまくってましたよ。ドヤ顔が気になる。本棚はカラーボックスをうまく組み合わせてオリジナル作品まで作ってた。扉もつけたり。

工具女子日記


こりゃすごい。ドヤっ。今回ばかりはドヤ顔、許します。

家具がすっかりそろった部屋を見た娘、
「わあ。本当にありがとう」と感激してくれた。
なんだか涙出てきそう。反抗期もあったし、口もきいてくれない時期もあったよね。うんうん。で、横にいる夫をみると、引くほど感動してた。

年頃のお子さんお持ちのお父さん、電動工具、必要ですよ。全部手で回してたら腕が死にますよ。インパクトドライバが使えると娘に尊敬されます。今すぐ買ってください!