いけ!みんなの夢 まもるため

アンパンマン。国民的人気キャラクターのアンパンマン。15年くらい前でしょうか、金曜日の夕方にテレビ放送されていて、スイミングスクールの待合室で見てたんですよ。子どもたちが泳いでいるあいだ待っていた時に。当時はスマホとかないし、時間つぶしに流れていたアンパンマンをながめていた、という感じですかね。

いつも不思議に思っていました。アンパンマンって、顔がつぶれたりしちゃうとチカラが出なくなっちゃうっていう弱点があるんです。だから悪役のバイキンマンは、アンパンマンの顔を狙って攻撃してくるわけです。アンパンマンは顔が命なんですね。それなのに、お腹が空いている子どもには、顔を食べさせちゃう。「さあ、ボクの顔を食べて!」ってな具合。自分の大切にしているものを、食べさせちゃうってどういうこと?っていつも不思議に思ってた。

これってアンパンマンの生みの親のやなせたかしさんの思いみたいですね。戦争を経験されたやなせさんは「戦争はとにかく腹が減る。人間一番つらいのはお腹が減っていることなんだ」といつも思っていたらしい。お腹がへると冷静な判断ができなくなる。だから、お腹がへってる人を助けるヒーローが必要だと思い付いたらしいです。たしかに「助けて!アンパンマン」という子どものピンチに、悪者をたたきのめして、「はい、やっつけたよ。さようなら」って言われても、そりゃあ助かったけれど、お腹は空いたままじゃんか!ってなっちゃう。だから、まずは「ボクの顔を食べて!」と言って子どもたちのお腹を満たしてから、悪と戦うっていう流れなんですね。

さて、職人さんの休憩時間のおやつをインスタグラムで見るのが好きです。500mlのペットボトルに入ったソフトドリンクなどは定番なんでしょうけど、若い方はエナジードリンクも大好きなんですね。ハッピーターンとか歌舞伎揚とか、小分けされたお煎餅は定番みたい。たまに『社長が買ってくれました!お値段高めのアイスクリーム』とか、インスタグラムに投稿されてます。新作のコンビニスイーツも美味しそう。そうそう、冷たいものを差し入れするときは、ハイコーキやマキタの冷温庫がおすすめですよ。炎天下でも冷たいままです。もはやこれはクーラーボックスではなく、冷蔵庫ですから。運べる冷蔵庫!

最近、アンパンマンの作者のやなせたかしさんの言葉が心に染みることが多くなりました。もともとお元気な時からおしゃれでカッコいいおじいちゃんでしたけど、亡くなってからも新聞に『やなせたかし名言集』なんて掲載されてたりして、目に止まることがあるんですよね。今になって気になり出すという不思議。調べてみると、やなせたかしさんって、アンパンマンを描き始めたのは50歳からなんですって!えー‼︎驚きです。若いときは全然売れなかったらしい。私も今年50歳。この年から描いたのか!すごいなあ。

やなせさんのエピソードも大好きです。ある漫画家さんが「やなせ先生、わたし、売れない時にお腹が空いて、それでお金が欲しくて、色紙にアンパンマンの絵を描いて売ってました」と告白したんですよ。そしたら「いいよ、いいよ。オレも売れなくて食えない時にドラえもん描いてたから」って言ってた。なんて優しくてユーモアのある人なんだろう。やなせたかしさんって優しいヒーロー、アンパンマンそのものではないか!

今日、マキタの保冷温庫を、明日から使いたいということで、即購入してくれた解体業の社長さん。なんで明日?急に?って聞いてみたら「明日から行く現場には、コンビニも自販機もないんすよ。暑くって職人が死んじゃうもんね。飲み物、これに入れようかなってね」ってニコニコして答えてくれました。優しい社長さん!アンパンマンじゃん!きっと職人さんたちは元気100倍になること間違いなしですね。